フリーライター「モンハンライズは利便性を追求し、モンスターとの戦闘だけに終止するタイトルになった感が否めない」

『モンハン』らしさは失われてしまったのか? 『モンハンライズ』をクリアしてわかったこと
『モンスターハンターライズ』を集会所ラストまでプレイしたうえで見えてきた良かった点と残念だった点について考えていく。
プレイヤーからの評価は概ね好評で、翔蟲などアクション面の大幅な改善があり”歴代最高傑作”の呼び声が高いのも頷ける。
また、『モンスターハンターワールド』よりもさらに利便性が向上しており、採集はボタンを1回押すだけで完了するようになったほか、ホットドリンクやクーラードリンクも廃止され面倒もなくなった。
個人的にも評価は非常に高いが、遊びやすさの裏ではいくつか残念な点も垣間見えた。あまりにも利便性を追い求めたゲームデザインゆえ、どこか味気ないと感じてしまう部分もあった。
シリーズを追うごとにシステムを刷新し、初心者でも取っつきやすいタイトルへと変貌を遂げていったが、『ライズ』は利便性を追求した結果、モンスターとの戦闘だけに終始するタイトルになった感が否めず、やや没入感を得にくいという印象を受けた。
さらに、集会所クエストを最後まで進めてもストーリーが完結せず、アップデート前提のシナリオ設計になっている。今後のアップデートで追加エンディングを実装予定と発表されてはいるが、それがいつになるかは現時点ではわからない。早い段階で最後までプレイしてしまった人は数ヶ月程度のおあずけを食らうことになる。
しかし、不満点も多く挙げたが、『モンスターハンターライズ』にはそんなマイナス要素を補ってあまりあるほどの魅力がある。『ポータブル3rd』以降モンハンから離れているプレイヤーにはぜひ本作を遊んでみてほしい。



































ネットの反応





























